鳥類のブリーダーの一般的な業務
ペットで人気なのは犬や猫だけではありません。
うさぎやハムスターなどの小動物もかわいいですし、鳥類も根強い人気のある動物たちです。
鳥類のブリーダーになるためのポイントや一般的な業務について、覚えておきたい点をまとめたいと思います。
目次
鳥類ブリーダーになるには
鳥類には実にたくさんの種類があります。鷹やワシなどの猛禽類もいれば、インコやハチ鳥のような小型の鳥もいます。最近ではカラスを飼っている人もいます。
鳥には他の動物にはない特徴や魅力があるので、好きな人にはとてもかわいいものですが、鳥類ブリーダーになるのには特に資格は必要ありません。ただし環境省によると、動物取扱業の登録が必要となるケースがあります。
例えば年間2回以上、2羽以上の無償か有償の取引があれば取扱業にあたることがあります。鳥の代金としてお金をもらわなくても、交通費や物品などを受け取ったり、何らかの利益が発生すればそれは登録対象になる場合があります。
他にも規定はありますので、保健所などに尋ねるのが最善です。地域性も出るので、場合によっては登録不要となる可能性もあります。
鳥類ブリーダーの一般的な業務
ブリーダーをしている人は、趣味の延長線上としてブリーディングを行っているのが一般的です。ブリーダー業務の中には繁殖作業が含まれます。
カナリアやジュウシマツなどの鳥類であれば家庭でも繁殖が可能ですが、少し大きめの鳥になると広い飼育スペースが必要となってきます。
ブリーダーは繁殖に関して品種を新しく作ってみたり、鳥類によっては他の種の鳥を使って育てるなど、高いスキルが必要となる作業を行うことがあります。また当然ですが、鳥類の世話も業務の一つとなります。
鳥類ブリーダーに大切な点
ブリーダーを夢見て鳥類の飼育を始めたものの、何らかの事情で飼育放棄をしてしまう人が時にいます。糞などの掃除を怠ったりと、劣悪な環境に鳥たちを閉じ込めておく人がいますが、これでは不幸な繁殖が行われるだけです。
商業主義だけで繁殖をおこなおうとするとこうした問題が起きてしまいがちです。また仮に鳥類が好きで飼育を始めたとしても、世話できないほどに鳥が多かったり、計画性がなかったりすれば、同じ事になってしまうでしょう。
そのため、愛護精神と責任感と計画性、これは鳥類ブリーダーにとって必須です。
まとめ
鳥類の飼育は多くの家庭で人気がありますが、鳥類のブリーダーを目指すのであれば、やはり綿密な計画が必要です。
法律の順守も意識しながら、知識をしっかり学んで取り組むようにしましょう。そして何よりも飼育への責任感や鳥類を大事にする心を持つことが大切です。