交配の仕方と注意点
ブリーディングの基本的な業務は動物たちの交配です。
血統種を守るため、いろいろな要素を考えながら交配を進めていきます。
交配は知識も無しにやるべきものではありません。
これから、交配に関する注意点とその方法について簡単に説明したいと思います。
目次
交配の仕方
一例として、犬の交配の基本的な方法について見てみましょう。犬は発情期を1年に2回ほど経験します。生後1年もしないうちにメス犬は発情期を迎えますが、交配の方法にはいくつかの種類があります。
まず「インブリーディング」と呼ばれる交配です。このインブリーディングには2つのタイプがさらにあります。
まずは「インセスチェアスブリーディング」です。この交配は基本的に、近親間での交配を行います。例えば親子とか兄弟、姉妹の間での交配です。
もう一つのタイプは「ラインブリーディング」です。こちらはインブリーディングの中では、血縁関係が少し薄い個体で交配させます。人間界だとありえない関係ですが、犬の場合はそれほど珍しくはありません。
「アウトブリーディング」という種類もあります。これは特定の世代の間に血縁関係が存在しない繁殖のことを言います。特定の世代とは5世代です。
「インターブリーディング」は品種は同じながら、大きさや毛の感じが異なるもの同士の交配となります。この他にも交配の仕方に種類はあります。
交配の注意点
これらの組み合わせの中には、個体の健康に問題を引き起こす可能性のある交配があります。例えばインブリーディングです。血が濃い関係での交配となるため、奇形の問題や能力低下問題などが発症する事があります。
この方法は、優秀な遺伝子を受け継がせるという意味では良いとはいえ、不良因子も存在するので注意が必要です。何の予備知識もなしに、いい加減に個体を交配させると、生まれてくる子どもが不幸になることがあるので、正しい交配知識は不可欠です。
ブリーディング知識を通信講座で学ぶ
交配だけでなく母体の健康管理や出産可能期間など、ブリーダーが知っておくべき内容はたくさんあります。それでブリーダーとして活躍したいのであれば、まずは体系的な学習が必要です。
通信講座でもブリーディングに関する幅広い知識が手に入るので、活用してみると良いでしょう。
一例として諒設計アーキテクトラーニングの「犬・猫ペットブリーダーW資格取得講座」では2カ月から6カ月という期間でブリーディングの基礎を学ぶ事ができます。
まとめ
基本業務であるブリーディングは、綿密な計画の元に行われるべき作業です。
そして成功するには正確な知識が欠かせません。通信講座などを活用しながら正しいブリーディングを心がけるようにしましょう。