純血種と雑種の違いと人気度
ペットを購入しようと思った人なら誰でも、「血統書つき」とか「雑種」とか「純血種」といった言葉を聞いたことがあると思います。
おそらく「純血種」>「雑種」というイメージがあると思いますが、両者の違いや人気度について調べてみたいと思います。
目次
「純血種」と雑種の違い
純血種と雑種の違いは、純血種がその種類に規定された要素を守るために交配されて生まれてきた動物であり、雑種はいろいろな種が混ざっている個体のことをいいます。
ブリーダーは交配を主な仕事として行いますが、基本的には血統を守るための交配を行っています。したがって、ブリーダーから買い取る動物は、通常は純血種の個体です。一方どこかから拾ってきた野良であれば、多種が混ざった雑種である可能性が高いでしょう。
犬や猫にはたくさんの種類がありますが、それぞれの種類の特徴を守るために血統を意識した交配が行われる事があります。このようなタイプが純血種です。
ちなみにどちらがよりエリートであるとか大事である、と言うことではありません。血の混ざり方の問題ということです。
純血種と雑種の特徴
両者のパターンには少しばかり体質的な違いがあります。一般的に純血種のものは遺伝疾患を持っている可能性が雑種よりも高くなります。血統動物の場合はインブリーディングなどのように近親間で交配がなされていることが珍しくありません。
そのため血の濃さも影響して病気になる可能性が高まるわけです。ただ緻密な計算された交配から生まれてきたのであれば、必ず問題を抱えるということでもないので、極端に気にする必要はありません。
純血種と雑種ではどちらの方が「いい子」に育ちやすいかという話が出る事がありますが、これは一概には言えません。ペットショップやブリーダーから引き取る場合は、比較的小さいうちに家族に迎え入れることになりますので、人に慣れやすく従いやすくなる可能性はあります。
雑種で成犬になってから迎える場合は多少しつけに苦労するかもしれません。しかし個体差もあるでしょうし、雑種でも小さいうちから迎えれば話は違ってくるでしょう。
純血種と雑種の人気度
おそらく血統書つきの犬や猫となるとイメージが良いせいか、どうせ飼うなら純血種のものを好む傾向があると思います。ただ動物が好きな人からすれば雑種でも十分魅力がありますし、最近は純血の犬同士を交配させたミックス犬とも呼ばれる動物も人気です。
雑種という言い方はしないものの、単一種ではないという点では同じです。純血にも雑種にもミックスにもそれぞれの魅力があります。大事なのは飼う前にきちんと飼育環境を整え、最後まで面倒をみる事を決意する事です。
まとめ
純血種と雑種とは交配の仕方が違います。単一の種か複数の種かという違いです。特徴には違いがありますが、どちらも大事な命であることに変わりはなく、飼い主は責任感を持って育てることに徹しなければなりません。