ハムスターのブリーダーの仕事内容
アニメのキャラクターにもなるほど、昔から人気が絶えない小動物といえばハムスターです。
モフモフした姿でとことこ動き回る姿は、何ともいえずかわいいものです。
海外でもペットとして人気のハムスターのブリーダーになる方法と、その仕事内容について簡単に触れたいと思います。
目次
必要な資格は?
ハムスターの繁殖をするのに、特に特別な資格は必要ありません。ただし年に2回以上ないし2匹以上を誰かに有償・無償譲渡するようであれば、動物取扱業の登録が必要になります。
また展示をしたりイベント会場で無料開放するような場合も登録が必要です。要は趣味を超えたような動物の取扱をしているのであれば、それは動物取扱業であり、登録が必要ということです。
ハムスターは小動物で比較的安価とはいえ、この登録の対象になる生き物と言うことなので注意が必要です。保管したり貸出したり訓練する場合もこの取扱業の一端となるため、覚えておかないといけません。
ハムスターの繁殖について
犬は1年に2回くらい、猫は4回くらい繁殖の時期があります。しかし、ハムスターは実は1年中繁殖が可能です。ただし個体の負担を考えると、極端な繁殖はよくないですし、時期でいうと夏や冬よりも春や秋の方が良いと言えます。
繁殖が可能になるタイミングですが、かなり早く生誕後2,3カ月くらいすればOKです。ハムスターの種類によっても多少の差はあります。
ゴールデンであれば2カ月くらいから、ジャンガリアンやロボロフスキーであれば2カ月半くらいを見ておくとよいでしょう。また、1歳半から2歳くらいの年齢は個体は負担を考えると、繁殖は止めるようにすべきでしょう。
ハムスターブリーダーの仕事内容
ハムスターブリーダーの主な仕事は他の動物と同様、交配作業や個体の世話です。最近は掃除もまともにしない環境でハムスターを飼育している業者もいるのが現実です。
猫や犬に関してもそうですが、ブリーダーが商業主義だけを掲げてむやみな繁殖を行い、なおかつ世話をきちんとしないために、動物たちが不幸な目に遭っています。
こうした問題を起こさないために、ブリーダーには動物愛護の精神と責任感が求められています。
まとめ
ハムスターの繁殖をするだけなら特に資格は必要ありませんが、動物取扱業にあたる行為をするのであれば、しっかり登録する事が求められます。
ハムスターは1年中繁殖が可能ですが、かといって利益のことだけ考えて、むやみな繁殖を行うべきではありません。ハムスター好きである事がブリーディングの最低条件です。