熱帯魚のブリーダーはやりやすい
ブリーダーと聞くとすぐにイメージしやすいのは犬と猫のツートップですが、ブリーダーにも色々な生き物を相手にしている人たちがいます。
中には熱帯業のブリーディングに励む人もいます。
熱帯業のブリーディングに関連するいくつかのポイントを見てみましょう。
目次
熱帯魚のブリーディングには資格も登録も必要なし!
熱帯魚のブリーダーになるのは簡単です。というのも繁殖作業をするのに特に資格も行政上の登録も必要ないからです。
もちろん知識もなにもなしに繁殖作業を簡単にできるという意味ではありませんが、少なくとも資格取得という敷居がない分、ブリーディングに気軽に臨む事ができます。
また犬や猫や小動物、鳥類などと違って、熱帯魚の場合は法律的な登録も特に必要ありません。昆虫もそうですが、動物取扱業の対象範囲外になるので、この点でも気楽にブリーディングできる要素があります。
もちろん資格も登録もいらないからといって、ぞんざいに扱っていいわけではありません。生き物ですから、しっかり命を尊重する必要があります。
熱帯魚ブリーダーの業務
熱帯魚ブリーダーの主な業務は、人工繁殖と飼育管理をすることです。温室を使った繁殖となりますが、少しでも見た目が良いものを生みだすために品種改良に着手する事もあります。
飼育に関してはやはり知識やスキルが必要です。水の質が悪化したり病気がまん延してしまうと、一気に魚たちが死んでしまうこともあるので、こまめなチェックや品種改良の努力が必要となります。
ブリーダーになるにはある程度体力も必要です。熱帯魚は、特に生まれた稚魚などはとりわけデリケートですから、成長するまでは忙しく飼育に臨む必要があります。
ちなみに経営的な点について言うと、繁殖だけで食べていくのは難しいので、プラスアルファの業(販売など)があると良いでしょう。
熱帯魚ブリーダーとしてプロフェッショナルになる
熱帯魚の繁殖は比較的簡単にできるものです。ですから誰でも繁殖できるものを大量生産してもあまり意味はありません。
それよりは繁殖が難しいとされる種類のものに徹したり、より優良な品種を生みだすことに努力を傾ける必要があります。
熱帯魚と言っても種類は様々なので、スキルと知識の身につけしだいでより優秀なブリーダーになることも可能です。
まとめ
熱帯魚は人気のある生き物ですが、種類によっては繁殖作業は比較的簡単に行えます。ただし稚魚はデリケートですし、種類によっては繁殖の難易度が高いものもあります。
プロのブリーダーを目指すのであれば、より難易度が高いものに取り組んだり、品種改良に努めたりすると良いでしょう。